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ピアノアトリエRest
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調律師は技術の作業以外にも事務作業や、場合によっては経理や営業などをすることもあります。そういった調律師がすることもある作業以外の業務をご案内していきますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。
事務作業として多いのが、依頼を受けている修理や調律などの管理から書類作成などです。依頼を受けている内容の記載(入力)や進行管理、見積書などの作成や請求書作成などがあります。また修理などに使用する部品の管理は発注などや、領収書の処理や帳簿などの経理をする事もあります。
これらは独立した調律師にはもちろん必須ですが、会社に所属している調律師でも日常業務として行うものやその会社によっては経理担当や事務担当になって日々経理や事務処理をしている方もおられます。
調律師の業務で電話対応や問い合わせの対応、また取引業者や新規開拓の営業なども調律の仕事として行うことがあります。
事務員として事務専門の方がいても、技術的な内容に関しては調律師などの技術者でないと対応できない事が多いのでお客さまの問い合わせに電話やメールなどの対応が必須となります。また会社によっては他の楽器店や調律師からのピアノ修理などや、運送業者や引っ越し業者からの調律やピアノクリーニングや運送事故の修理などを受けているところもありその対応を行う事もあります。新しい取引業者の開拓など行う事もあります。
つづいてはピアノの修理やクリーニングや塗装など実際の作業をする工房の整備と、技術を教えるなどの教育や指導です。
まずは工房の整備として部品の管理や作業する道具の配置、また新しい工具の作成などです。ピアノはメーカーやタイプによって構造が少しずつ違い同じ工具で作業がやりにくいなどが多々あります。そういったピアノ用の工具や、部品交換や修理などのやりやすさや精度向上のために工具を作成する事もあります。
次に技術指導や教育で、初めてする作業を教えたり修理など実際に作業をしているところを見て気になるところを指導したりなども調律師の仕事の一環です。
最後は会社が大きくなってくると新しい人材登用や、業務などの管理が多くなってきます。
まずは人材登用について、方法は専門学校の新卒生かもしくは中途採用で普通の会社と同じです。新卒生は学校に募集をかけ希望者がいる場合は入社試験の準備や対応などを行います。実際には会社によって実技試験や筆記試験など、内容は大きく違いがあるようです。中途採用の場合も基本は同じですが、試験などは省略されて面談のみなども多いようです。
次に管理をする立場になると、日々の技術者の作業振り分けや納期の管理、それに伴った対外への連絡なども必要になります。
細かくは他にもありますが、以上がおおよそ調律師が行う可能性のある業務となります。実際に色々な業務があり、専門の学校を出てどの会社に入るか、またどの部門になるかで調律師としての方向性が大きく変わってきます。
専門の学校を出て気がつくと事務などをしていたという方もおられます。自分の思っていたものと違いがあり転職される事も多いようです。
このコラムをご覧になって少しでも調律師の仕事を知ってもらい、また調律師になろうと考えている方のお役に立てば幸いです。