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ピアノアトリエRest
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一番多くの方が選択されるのがこの専門学校に行く方法です。誰でも選択可能な方法で適応テスト(後ほど説明します)をクリアすれば入学可能です。
学校によっては一般教養のテストなどもありますが、基本的には高校卒業をしていれば問題ありません。ですので入学の敷居はとても低いです。年数は学校により違いますが1〜3年、学費が年数によりますが300万円前後が多いです。
まずは入学するのには適正テストがあります。それほど大袈裟なものではなく鍵盤のオクターブが届くかどうかや、身長150cm以上あるかどうかくらいで、学校によっては聴力検査があるところもあるようです。鍵盤のオクターブが押さえられるかどうかは、調律をする際にオクターブを押さえる必要があるのでこちらは必ずとなります。身長に関してはアップライトピアノ(縦型のピアノ)を調律する際に届かないと調律できないのでこちらもその確認のためになります。
よく絶対音感がないとと思われていますが、絶対音感は必要ありません。ドレミがわかる相対音感があれば後は、訓練をすることで調律はできるようになります。
専門の学校に入学し実際に勉強できる事は大きく分けて2つで、1つ目は「座学」です。こちらはピアノの構造や使用されている基本的な素材、また調律をする際の考え方などを教わります。
もう1つが「実技」です。こちらは主に調律です。その他調整の基礎を少しと簡単な修理を少し教わるのが基本です。その他学校によってはグループに分かれてアップライトピアノのオーバーホールを1台したり、ピアノの塗装を少し教わる事ができる学校もあります。
基本的にはとりあえず88鍵を調律できるように、調律のスタートラインに立てるところまでが学校で教わることになります。調整や修理などはほんの一部を簡単に程度ですので、後は実際に働くようになって少しずつ覚え体験していくことになります。
かなり稀ですが現在はインターネットの普及により自身で調べ、問い合わせをし海外の修理工房などに直接交渉し技術習得に行くケースや、また国内のたくさんある調律会社や修理工房などに直接交渉し勉強させてもらうケースも。
ただし海外の場合は語学は基本となるのに加え、国内の場合も含め調律を勉強するためという内容ではなかなか受け入れが難しいのが現状かと思います。基本的にアルバイトなどの形態で働きながらそれ以外の時間に少しずつ教わって技術習得することになると思います。海外の場合は昔でいう丁稚奉公(衣食住のみ補償され技術習得する)などもあるかと思います。
現場での技術習得が基本ですので、修理や外装の手入れなど簡単な作業から順番に作業を教わり(中には事務的処理などもあるかもしれません)少しずつ技術習得していき調律など習得に時間と長い期間が必要なことに関しては時間外や時間内で少しずつ練習を重ねることになるかと思います。学校では基本毎日3時間程度は調律の時間があり、1年から2年をかけて基礎の基礎を習得します。
特殊な方法ですが、事前に目標をしっかりたてている方には良い方法かもしれません。注意点としては、その会社でのさせてもらえる作業によって全く想像していたものでなかったり結果ものすごく遠回りになることも多々あります。ですので会社選びにはじまり、させてもらえる作業によって転職など色々なことを決断しないといけない場面が多くあるかと思います。いつの間にか会社の歯車になってしまわないように、どのような調律師になりたいかをしっかりイメージすることで、そのために必要なスキルが何かが見えてくるかと思います。必要なスキルがわかればそのスキル習得ができるかどうかが、決断の手助けになるのではないかと思います。
下記に調律師の携わる作業や、必要なスキルなども紹介していきたいと思います。